Classic Editor(クラシックエディター)は、WordPressの編集画面を、現在の標準である「ブロックエディター(Gutenberg)」から、以前の旧式エディター(Microsoft Wordのような操作感)に戻すための公式プラグインです。
2026年4月現在も多くのユーザーに利用されていますが、今後のサポートについては注意が必要です。
主な特徴
- 使い慣れた操作感: ブロックを組み合わせる方式ではなく、白紙のページに文字を打ち込み、ツールバーで装飾する「ワープロソフト」のような形式で記事を書けます。
- 軽量・シンプル: 動作が非常に軽く、ブロックエディターの挙動が重いと感じる古いPCやサーバー環境でもスムーズに動作します。
- プラグイン・テーマの互換性: かなり古いテーマや、独自にカスタマイズしたプラグインの中には、ブロックエディターに対応していないものがあります。そうした環境を維持するために必須となります。
【重要】2026年現在のサポート状況
ここが最も注意すべき点です。
- 公式サポートの期限: WordPress公式は、当初「2021年まで」としていたサポートを何度も延長してきましたが、現在の最新情報では、**「2026年末まで、あるいは必要とされる限り」**メンテナンスを継続するとしています。
- フェードアウトの兆し: WordPress本体(コア)の進化は完全にブロックエディター中心になっており、新しいPHPのバージョン(PHP 8.4など)や新しいブラウザ技術への最適化はブロックエディターが優先されています。
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
| 操作がシンプルで、迷わず記事が書ける | 最新の便利な機能(ブロックパターン等)が一切使えない |
| 過去に書いた記事のレイアウトが崩れない | 将来的にサポートが終了するリスクがある |
| HTMLを直接編集する際の挙動が予測しやすい | 複雑なレイアウト(多段カラムなど)を作るのが難しい |
設定のヒント
インストールして有効化すると、**「設定 > 投稿設定」**から以下の選択ができるようになります。
- すべてのユーザーのデフォルトエディター: 「クラシックエディター」か「ブロックエディター」かを選択。
- ユーザーにエディターの切り替えを許可: これを「はい」にすると、記事ごとに好きな方のエディターを選べるようになり、移行期間には非常に便利です。
アドバイス:今から使うべき?
- 新しくサイトを作る場合: 最初からブロックエディターに慣れることを強くおすすめします。
- 昔からのサイトを運営している場合: 無理に移行して表示が崩れるのを防ぐためにClassic Editorを使い続けるのは正解ですが、そろそろ「ブロックエディターへの移行」または「新しいテーマへの乗り換え」を計画し始める時期かもしれません。
**Classic Editor(クラシックエディター)**の設定は非常にシンプルですが、2026年現在のWordPress環境において「安全に、かつ効率的に」使い続けるための最適な設定をまとめました。
インストール後、**「設定」>「投稿設定」**から以下の項目を調整してください。
1. 投稿設定(基本の最適化)
- すべてのユーザーのデフォルトエディター: 「クラシックエディター」
- サイト全体を旧エディターで統一したい場合はこちらを選択します。
- ユーザーにエディターの切り替えを許可: 「はい」
- ここが最も重要なポイントです。 2026年現在、一部の最新プラグインやウィジェットはブロックエディターでしか編集できない場合があります。この記事はクラシック、あっちの記事はブロック、と投稿ごとに切り替えられるようにしておくのが、今の時代の「最適解」です。
2. 表示オプションの整理(執筆に集中する)
投稿画面を開いた際、画面右上にある**「表示オプション」**をクリックして、不要な項目を非表示にします。
- 推奨設定: 「カスタムフィールド」や「スラッグ」など、普段使わないボックスのチェックを外すと、編集画面の読み込みが速くなり、動作が軽快になります。
3. 【重要】TinyMCE Advanced(Advanced Editor Tools)との併用
Classic Editor単体では、表(テーブル)の作成やフォントサイズの変更が不便です。 プラグイン**「Advanced Editor Tools (旧 TinyMCE Advanced)」**を併用するのが、クラシックエディター利用者の「黄金セット」です。
- 併用時の最適設定:
- ツールバーに「テーブル(表挿入)」「改行のないスペース」「フォントサイズ」などを追加します。
- **「段落タグを保持」**の設定にチェックを入れると、ビジュアル画面とテキスト画面を切り替えたときに、意図しない改行の消失(いわゆる「行間が詰まる問題」)を防げます。
4. 2026年の注意点:PHPバージョンへの対応
Classic Editor自体は安定していますが、サーバーのPHPバージョン(例:PHP 8.3/8.4)を上げた際に、古いプラグインと干渉してエディター内のボタンが消えることがあります。
- 対策: もしボタンが消えたり挙動がおかしくなったりした場合は、ブラウザのキャッシュをクリアするか、一旦プラグインを停止・再開してみてください。
まとめ:理想的な運用スタイル
- 基本はClassic Editorでサクサク記事を書く。
- 複雑なレイアウト(ボタン配置やきれいなカラム分け)が必要な記事だけ、右側の「エディターを切り替え」からブロックエディターに変更して作成する。
この「ハイブリッド運用」が、現在のWordPressにおいて最もリスクが低く、効率的な設定です。
現在、クラシックエディターを使っていて「ここが不便だな」と感じている部分はありますか?(表が作りにくい、勝手にタグが消える、など)

